季節が変わって日暮れが早まり、夜になると冷え込むようになりました。
この時期、わたしたちケアマネジャーは利用者様のお宅を訪問すると、
「今朝は寒かったですねぇ」
と恒例の挨拶のように話しながら、お部屋に上がらせていただきます。

最近、複数名の方から電動車椅子のご相談をいただきました。
レンタルご希望の理由はさまざまですが、共通するのは利用者様に確固たる「行きたい場所」があることです。
ご主人が入居する老人ホームに、もっと気軽に面会に行きたい。
一度断念した中央図書館まで行ってみたい。
自宅と別宅を行き来するため、少し離れた大通りの先まで行きたい。
ほかにも買い物や銀行・郵便局へ行くための足がどうしても必要な場合があります。
誰かに代わりに行ってもらえばよいという事ではないのです。
「歩行器では危険・タクシーでは近すぎる」それは微妙な距離の移動の問題です。
数日前から電動車椅子を活用されている利用者様、営業中の当社職員が見かけて「上手に運転されていましたよ」と報告してくれました。
大事に乗ってくださっている様子が思い浮かびました。



